1月末に実施した訓練では、初の試みとなる“火災発生場所・避難場所”について、事前に利用者様へお知らせしない形を取りました。
事前に行った学習会では、「どこから火が出てるか分からないなら、どこに逃げたらいいか分からないべな?」「じゃぁ、非常ベルが鳴ったらどうすればいいの?
」等と、利用者様から素直な疑問が上がり、様々な火災発生場所を想定してクイズ形式で学んで頂きました。
訓練本番では、非常ベル
が鳴ると居室の前で戸惑う方や、居室から一番近い非常口で待機する方がいましたが、スタッフの指示に従って全員がスムーズに避難する事ができました。
しかし、実際に火災が起きたら、今回の訓練のようにスムーズに避難できるでしょうか?!
病状や加齢による認識力や身体機能の低下が見られている利用者様が多い状況下、必要なのは繰り返し訓練を行う事と、皆様に常日頃から防災意識を持って頂く事だと感じています。
今後も、これまで以上に利用者様が積極的に参加できる形を用いて、“自分の命を守るために何が必要か?”を考え・行動できる避難訓練を実施していきたいと思います
編集:間山